Kenbiコラム
第7回
1000kcalのとんかつ定食。 朝7時、昼12時、夜8時、いつ食べるのが、 一番、脂肪になりにくい? [11月17日]
- 「昼12時」です。
- 同じカロリーの食事をとっても、それがどれだけ体脂肪になるかは、食事した時刻によって異なります。そのカギを握るのは、「BMAL1(ビーマルワン)」というたんぱく質。脂肪細胞が血中の脂肪分を取り込む際に働くたんぱく質で、体中のほぼすべての細胞で作られています。
ただし、その生成量は、時刻によって変動することが知られています。夜中の2時頃をピークに午前中は減り、昼の2時頃に底を打って、夜に向かってまた増え始めます(図)。その差は、最大でなんと20倍!つまり、同じカロリーの食事でも、BMAL1が少ない時間帯に食べれば、それだけ脂肪になりにくいと考えられています。20代女性の1日あたりの必要カロリーは、約2000kcal。とんかつ定食は1食でその半分に。
仕事が忙しく、夕食の時間が遅くなる働き女子の皆さん。食事の際は、BMAL1と時刻を気にしてみて!
図:大きく変動するBMAL1
マウスを使ってBMAL1の脂肪組織中の量を調べたところ、夜中の2時がピーク、昼の2時が底だった。1日の中で大きく変動しており、昼の2時と夜の10時では20倍近い差があった。
※データ:日本大学薬学部・棒葉繁紀准教授
※日経ヘルス2009年6月号掲載
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