受講者レポート

フリーライターはにわきみこの受講レポート(その1)

はじめまして。フリーライターの、はにわきみこです。
 28歳で会社員からライターに転身、自らの便秘体質を改善する体験談をつづった書籍『たまらない女』(1998年発刊)をきっかけに、健康情報の世界へ飛び込みました。
 日経ヘルスが創刊1周年を迎えるころから、紙面づくりのお手伝いをさせていただいています。
 2007年の日経ヘルス プルミエ創刊準備からは、食材を取り上げたページの企画や取材にかかわってきました。が、昨年、実父にがんが発覚。今までと同じペースで仕事をすることが難しくなってしまいました。
 こうなってくると思うんです。「ライター業には資格はいらない。けれど、実績を一言で証明することが難しい」と。執筆を通してつちかってきた健康情報というスキルを、別の形で活かすことはできないのかしら。ライターという職種にこだわらず、別の仕事につなげることはできないかしら、と。
 私にとって「健康美容コミュニケーター」という資格は、まさにこれまでの実績をアピールできる肩書きになりそう、新しい仕事へとつながるカギになるかも。そんな気持ちに胸を膨らませ、いざ受講です。
 さていよいよ、第1期、2010年10月19日から4日間の講義が始まります。
 まずは受付で資料を受けとってびっくり。テキストの完成度が非常に高いのです。分厚いファイルに4日間8講義の資料がみっちり、重量もずっしり。ぱらぱらめくるだけでも、あっという間に時間がたってしまいそう。向学心が熱く燃え上がります!
 第1期の参加者は、約20人。会場は赤坂・溜池山王駅近くの高層ビル17階の会議室、向かいのビルの明かりがきれいです。参加者はほとんど女性。私と同様、駆け込みで会場入りした女性が「お仕事の後に駆けつけてきたんですか?」と話しかけてくれました。日中は通常業務、夕方からは、お勉強。充実した4日間になりそうです。
 1日目は、西沢邦浩さん(日経ヘルス プルミエ前編集長)による講義が2コマ、「基礎知識」「トレンド総論」各90分です。その内容は、西沢さんがここ10数年の間に日経ヘルス、プルミエで扱ってきた健康美容情報のエッセンスをぎゅっと凝縮したもの。雑誌を作るとき、あらたに企画を考えるときに下敷きにする基礎情報、トレンド情報が網羅されています。
 ライターとして仕事をする折も打ち合わせをしますが、いつもすべての企画に参加しているわけではありません。ところが、今回の講義に参加することで、ここ10年分の健康美容情報のキモがつかめた気がします。これはすごい。「受講者は今すぐに健康美容ライターになれるではないか!」と、一瞬焦りましたが(笑)「ライターとしての仕事となると、取材のノウハウとか、それを限られた文字数で表現するスキルとか、もう少し別の修行が必要でしょ?」と西沢さんに言われ、それもそうだと納得しましたが。
 しかし、この講義で語られる情報は、健康や美容に対する科学的裏づけがあり、今、業界で起きているトレンドの方向性が一気につかめます。ライターが新たな記事を書く前の準備として、勉強するべきことのすべてが盛り込まれているんじゃないでしょうか。これらの知識は、必ずや役に立つ、と確信しました。これまで私は得意ジャンルの食材のことばかり扱っていましたが、特に美容・美肌についての勉強は、目からウロコでした。
 あまりに濃密な内容に、3時間に及ぶ講義時間はあっという間に過ぎてしまいます。夜はしっかり眠って、今日の学習を脳にしみこませたい、と帰路に着きました。

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